【全文】3/24 アフガニスタン戦、3/29シリア戦日本代表メンバー発表会見
霜田委員長
「みなさん、こんにちは。霜田でございます。
昨年10月11月はアウェイの試合でした。
今年は3月この2試合はホームで、日本のサポーターの前で、しっかり内容と勝敗にこだわって、いい結果を出したいというふうに思っています。
2016年、日本代表の新しいスタートですので、しっかり結果をだして、次のステップに進みたいというふうに思っています。また、ご声援応援を宜しくお願いします。以上です。」
ハリルホジッチ
「みなさんこんにちは。
今シーズン初めてのが合宿が始まります。
そして二次予選の最後の2試合が待っています。
この2試合我々にとっては重要です。1位でいたいと思っています。
目標は2試合かつこと。チャンレジしたいのは失点をしないこと、できるだけたくさんの点を取ること。我々にとってこれが重要になってきます。
そしてFIFAランキングはアジア2位なので、それを維持できればとおもう。
そのあと最終予選に向けてのドローがあるので重要になる。
そして我々の仕事2年目が始まる。この2年目はチームが守備面も攻撃面も向上させたい。
我々は2ヶ月かけてチームを分析してきた。映像もたくさん見た。そしてどのディテールを伸ばすべきかを完璧に把握している状態です。
我々がうけもつ選手の個人の長所をいかしてプレーしていくのは変わらない。
そして日本のアイデンティティーを見つけていかないといけない。
そのためにいろんなところに移動したし議論した。国内合宿も国内組だけでやった。
国内組にメッセージも伝えた。もっとトレーニングしてほしい。
我々の行ったテストでまだA代表の定着するレベルでない選手も何人かいました。
私から各選手へメッセージを伝えました。
そして今回の代表には半分の選手が国内組です。
先発を勝ち取って欲しいと思う。そして資格があるものしか代表には呼ばない。
我々は正確なものを要求する。何人かの選手は努力が必要。
このJリーグの1,2節を見る限りでは、昨シーズンより戦う意識が向上している。
しかし、さきほどアジアチャンピオンズリーグをみたが、日本代表をする各チームが中国、オーストラリア、韓国のチームに苦戦している。最終予選はこの国々との戦いになる。そのために海外組国内組含めて、我々のプレーを向上させる必要がある。
それではメンバーを発表する。
キーパーを4人呼びます。
何故4人か?ここ数年川島は代表、私と一緒にはいなかった月があるが、今はスコットランドリーグでプレーしている。最近怪我をして直近の試合に出ていない。ただ川島とはコンタクトを続けていて、問題なければ今週末の試合にも出てくると思う。
彼を呼んで状態を見てみたい。彼が出場するかは別の問題です。我々と過ごし、様子を見ていく。そのために4人読んだ。
林も新しい選手ですが、しっかり我我のトレーニングをしてほしい。
東口と西川は常に呼んでいる選手。もしかしたら東口にチャンスを与えるかもしれない。同時に予選突破もしないといけないが、選手にできるだけチャンスを与えたい。
チャンスを掴むかは選手次第だ。
東口はクラブで良いプレーをしているのでチャンスを与えてあげたい。
それではディフェンスを発表する。
酒井宏樹ですね、今のクラブの状況は厳しいかもしれません。彼と山口に会いに行ったが、励ますために、彼も向上している選手です。ハイレベルに行くためのフィジカルクオリティのある珍しい選手。だが、頻繁にそのクオリティを使えているわけではない。
彼には個人のビデオを用意しているので、彼と話しながら向上させていく。
彼も先発を勝ち取った選手。A代表に呼ぶ資格がある選手。
ユート(長友佑都)
現地に行って彼とも本田とも話した。彼も本田も試合の中の役割を正確に伝えた。
そしてイタリアでの経験をチームに話してくれと伝えた。特にディフェンスについて。
長友に関してはピッチ内でもピッチ外でも期待している。
フジ (藤春廣輝)
彼も向上している。現代サッカーに必要なサイドバックを表現できる選手。
攻撃面にかなりのものをもたらせる。国内でのやる試合ですが、攻守両方で重要になってくる。
マヤ(吉田麻也)
センターバックは4人用意している。
吉田だが、頻繁にプレーできているわけではない。競争が激しい。
吉田麻也にもアドバイスしたが、先発でなかった時も戦える状態にしなさい。
彼にもしっかりコンタクトをとったが、トレーニングのやりかたも伝えたし、とにかく先発をとってほしいと話した。
槙野とも話した。昨日の夜は世界で有数のFWと対峙したが、がんばって跳ね返していた。このような試合で彼は向上していく。
モリシゲ(森重真人)
森重は体も良い状態ですし、話して満足している。
最近の試合で丸山と森重のプレーのポジショニング、組み立て、カバーリング、全て良かった。無駄なファールもない。ラインのあげることもよくやっていた。
昌子もすでに呼んだことのある選手だが、彼も競争の中に入らないといけない。
彼にチャンスを与えた。パワーもある。向上すると思う。この中で向上してほしい。
これが8人のディフェンダーですね。
このディフェンス陣はかなり競争が激しいと思います。
丸山は左利きで良いですし、彼も向上する。彼もトレーニングして入ってきてほしい。
それでは中盤。
(長谷部誠:フランクフルト)
我々のキャプテンだが彼とも話した。
山口もかなり良いレベルになると思う。ただ先発を常に勝ち取っているわけではない。
彼にとっては難しい状況だが、励ましたり元気ずけたりしてきた。
彼のボールを奪うところ、守備の役割では非常に期待している。
攻撃面ではまだ向上する余地はあると思うが、信頼している。
ドイツで適用するのは簡単なことではない。ただ、彼は向上していくし、代表に良いものをもたらしてくれると思う。
我々に足りなかった左利き。運動量も多い。我々の組み立てで守備と中盤をつなぐ役割。パワーはないが、彼の運動量をかっている。守備も攻撃面もそういったものがチームに良いものをもたらすと思う。良いボールも供給できる。
我々のプレーのスピードというところでも彼が必要だ。
彼のような選手を使ってFWが背後を取れる。
中盤で左利きを抱えているということはFKでも興味深いものができる。
昨日も良いFKをしていた。ただ、フィジカルコンタクトではなかなか良い状況ではない。ミニ合宿でも彼とは話しました。体を強くしなさいと。
彼は野心を強く持っている。A代表でも先発を勝ち取ってほしい。
彼もドイツで先発を勝ち取っている。
ハラグチはもしかしたら真ん中でできるかなと。ドイツのポジションとは違う役割をやってもらおうと思う。半分は守備、半分は攻撃という役割。
原口にはそういったクオリティがあるし、得点も取ってほしい。
それから香川真司だが、ドイツのビッククラブでかなりの競争二入っている。
先発を勝ち取るために戦っている。彼ともかなり話した。
彼も常にプレーをしたいと言っていたが、残念ながらそうではなく、A代表でも同じだ。ドルトムントではパフォーマンスが高くないと出れない。
清武は怪我から復帰した。香川真司と同じ役割。最後の30メートルのオーガナイズ、ラストパスの役割を担わないといけない。ここ直近の4試合90分出ている。彼のクオリティが必要だ。
それでは攻撃陣だ。
何人か新しい選手がいる。
彼はいま常に先発で出ている。嬉しいですね。ミランでの競争は激しいが。
彼は右サイドハーフだが、代表ではFWとして期待している。ミランよりも高い位置。
特に背後を狙って存在感を出して欲しい。
状態も良いですし、守備面でもかなり貢献している。
少し新しい選手。彼も数ヶ月見続けてきた。
偶然ここにいるだけではない。前節得点を取ったからよんだわけでもない。
前回のミニ合宿でもかなりのクオリティーを見せてくれた。
A代表ではまれの得点の取れる選手。右サイドでプレーできるし、真ん中もできるかもしれない。
彼はゴールゲッターとしてのクオリティがある。我々が足りないところ。
最近インフルエンザにかかっていたが、回復しているし、合宿で状態をみたい。
ミニ合宿で良いクオリティを見せてくれたので、この24人に入る資格があると判断した。
宇佐美はもう皆さんご存知の通りだと思う。能力のある選手。
ただ能力だけでは十分ではない。たくさんのことをして向上している。
日本のサッカー界にこのようなタレントを持った選手は少ない。
我慢をして、励ましながらやっていかないといけない。
オカ(岡崎慎司:レスター)
彼はクリアしようとしたが実はゴールになってしまったと。(オーバヘッドの話)
模範的な選手。どこでやってもこの選手は良い選手。
彼とは冗談をいったが、レスターでは守備のMF、もしくはCBだね。A代表では違うよ。という話はします。A代表ではレスターとは違う役割になります。
私のサッカー人生でもここまでチームのために頑張る選手はいない。
今シーズンもっと得点をとってほしい。
予選で誰が点を取っているか、本田が7,8位あたりとう状況。
つまり本田よりも点取れる選手が必要。
彼も少し新しい選手。
彼もチャンスをつかんでほしい。彼も運動量が多く、興味深い。
ポジションをたくさん移動するし、頑張り屋。
A代表では少し中央に残って欲しいとうことを要求する。
クラブとは違う要求をする。得点を取れるところに入ってきてほしい。
彼のクオリティはA代表にゴールを取るところでもたらしてくれる。
新しい選手。今のところ13得点取っている選手ですね。
身長がある選手。我々のチームにはここまで身長が大きい選手はいない。
彼に向けたプレーが必要。このようなFWを使った場合。
ヘディングは興味深い。
彼がどのような発展を遂げているか見るために呼んでいる。
彼にもしっかりチャンスをつかんでほしい。
彼と話したが、やるきもあって、A代表に戻りたいと話していた。
彼を使う時にはしっかり組織をかえる必要がある。
6人のFWですね。
少しのアイデアを準備している。
この2試合でおそらく違う組織を使う。まだ頭の中で考えている状態だが。
Q. 川島選手とコンタクトを取っているといったが、どんなやり取りをしたか
確かに川島は数ヶ月代表にはいなかったし、プレーもしてなかった。
ようやく最近になってチームでもプレーし始めた。
彼には経験があるしクオリティがある。A代表では数年にわたって先発でした。
ただ、今度は彼が先発を奪う立場。彼と話した時に、代表に戻りたいとう野心がかなり強かった。それがなければ呼んではいない。まずは彼のフィジカルコンディションを見るために呼んだ。
キーパーとしても良い年齢だし、人間性も素晴らしい。
チームに良い影響を与えられる選手。
Q.この2試合、勝利はもちろんだが、監督の中にテーマみたいなものはあるか?
これまでとは違ったやり方をトライしたいとは思っている。
本田、香川、彼らは火曜日に合流するので、彼らの体調がまだわからないし、プレーしないという選択もある。怪我のリスクが高まるからだ。
それを他の選手が埋めていく。初めてのことを試すかもしれない。
チームの経験を高める必要がある。
最終予選で良いスタートを切るための準備になる。
新しい選手はチャンスを掴まないといけない。
Q.小林悠選手に求めるものを詳しく
さきほども話した通り、得点を取って欲しい。
我々の得点を取るところを向上させる必要がある。
選手たちにはゴールを取るというところを見せて欲しい。
彼が今後残るかは彼次第だ。リスト以外にも選手はいる。
頭の中には30人ほど候補がいる。
リスクはあるが、できるだけ多くの選手にチャンスを与えたい。
国内合宿での小林のクオリティはかなりのものだった。全てのスタッフ同意だ。
そして若い選手でもある。候補に入るだけの資質を兼ね備えている。