【全文】3/24 アフガニスタン戦、3/29シリア戦日本代表メンバー発表会見

f:id:mas77:20160320005103p:plain

 

霜田委員長

f:id:mas77:20160319232800p:plain

「みなさん、こんにちは。霜田でございます。

昨年10月11月はアウェイの試合でした。

今年は3月この2試合はホームで、日本のサポーターの前で、しっかり内容と勝敗にこだわって、いい結果を出したいというふうに思っています。

2016年、日本代表の新しいスタートですので、しっかり結果をだして、次のステップに進みたいというふうに思っています。また、ご声援応援を宜しくお願いします。以上です。」

 

ハリルホジッチ

f:id:mas77:20160319232917p:plain

「みなさんこんにちは。

今シーズン初めてのが合宿が始まります。

そして二次予選の最後の2試合が待っています。

この2試合我々にとっては重要です。1位でいたいと思っています。

目標は2試合かつこと。チャンレジしたいのは失点をしないこと、できるだけたくさんの点を取ること。我々にとってこれが重要になってきます。

そしてFIFAランキングはアジア2位なので、それを維持できればとおもう。

そのあと最終予選に向けてのドローがあるので重要になる。

そして我々の仕事2年目が始まる。この2年目はチームが守備面も攻撃面も向上させたい。

我々は2ヶ月かけてチームを分析してきた。映像もたくさん見た。そしてどのディテールを伸ばすべきかを完璧に把握している状態です。

我々がうけもつ選手の個人の長所をいかしてプレーしていくのは変わらない。

そして日本のアイデンティティーを見つけていかないといけない。

そのためにいろんなところに移動したし議論した。国内合宿も国内組だけでやった。

国内組にメッセージも伝えた。もっとトレーニングしてほしい。

我々の行ったテストでまだA代表の定着するレベルでない選手も何人かいました。

私から各選手へメッセージを伝えました。

そして今回の代表には半分の選手が国内組です。

先発を勝ち取って欲しいと思う。そして資格があるものしか代表には呼ばない。

我々は正確なものを要求する。何人かの選手は努力が必要。

このJリーグの1,2節を見る限りでは、昨シーズンより戦う意識が向上している。

しかし、さきほどアジアチャンピオンズリーグをみたが、日本代表をする各チームが中国、オーストラリア、韓国のチームに苦戦している。最終予選はこの国々との戦いになる。そのために海外組国内組含めて、我々のプレーを向上させる必要がある。

それではメンバーを発表する。

キーパーを4人呼びます。

ヒガ (東口順昭ガンバ大阪)

ニシ (西川周作浦和レッズ)

エージ(川島永嗣ダンディーユナイテッド)

ヘーシ(林彰洋サガン鳥栖)

f:id:mas77:20160319234553p:plain

何故4人か?ここ数年川島は代表、私と一緒にはいなかった月があるが、今はスコットランドリーグでプレーしている。最近怪我をして直近の試合に出ていない。ただ川島とはコンタクトを続けていて、問題なければ今週末の試合にも出てくると思う。

彼を呼んで状態を見てみたい。彼が出場するかは別の問題です。我々と過ごし、様子を見ていく。そのために4人読んだ。

林も新しい選手ですが、しっかり我我のトレーニングをしてほしい。

東口と西川は常に呼んでいる選手。もしかしたら東口にチャンスを与えるかもしれない。同時に予選突破もしないといけないが、選手にできるだけチャンスを与えたい。

チャンスを掴むかは選手次第だ。

東口はクラブで良いプレーをしているのでチャンスを与えてあげたい。

それではディフェンスを発表する。

 

ヒロキ (酒井宏樹ハノーファー)

酒井宏樹ですね、今のクラブの状況は厳しいかもしれません。彼と山口に会いに行ったが、励ますために、彼も向上している選手です。ハイレベルに行くためのフィジカルクオリティのある珍しい選手。だが、頻繁にそのクオリティを使えているわけではない。

彼には個人のビデオを用意しているので、彼と話しながら向上させていく。

ゴトク(酒井高徳ハンブルガーSV)

彼も先発を勝ち取った選手。A代表に呼ぶ資格がある選手。

ユート(長友佑都)

長友佑都インテルで常にプレーして、右も左もやっている。

現地に行って彼とも本田とも話した。彼も本田も試合の中の役割を正確に伝えた。

そしてイタリアでの経験をチームに話してくれと伝えた。特にディフェンスについて。

長友に関してはピッチ内でもピッチ外でも期待している。

フジ (藤春廣輝)

彼も向上している。現代サッカーに必要なサイドバックを表現できる選手。

攻撃面にかなりのものをもたらせる。国内でのやる試合ですが、攻守両方で重要になってくる。

マヤ(吉田麻也)

センターバックは4人用意している。

吉田だが、頻繁にプレーできているわけではない。競争が激しい。

吉田麻也にもアドバイスしたが、先発でなかった時も戦える状態にしなさい。

彼にもしっかりコンタクトをとったが、トレーニングのやりかたも伝えたし、とにかく先発をとってほしいと話した。

マチ(槙野智章浦和レッズ)

槙野とも話した。昨日の夜は世界で有数のFWと対峙したが、がんばって跳ね返していた。このような試合で彼は向上していく。

モリシゲ(森重真人)

森重は体も良い状態ですし、話して満足している。

最近の試合で丸山と森重のプレーのポジショニング、組み立て、カバーリング、全て良かった。無駄なファールもない。ラインのあげることもよくやっていた。

ショジ (昌子源鹿島アントラーズ)

昌子もすでに呼んだことのある選手だが、彼も競争の中に入らないといけない。

彼にチャンスを与えた。パワーもある。向上すると思う。この中で向上してほしい。

f:id:mas77:20160320000103p:plain

f:id:mas77:20160320000034p:plain

これが8人のディフェンダーですね。

このディフェンス陣はかなり競争が激しいと思います。

丸山は左利きで良いですし、彼も向上する。彼もトレーニングして入ってきてほしい。

それでは中盤。

f:id:mas77:20160320000325p:plain

(長谷部誠:フランクフルト)

我々のキャプテンだが彼とも話した。

ホタル(山口螢ハノーファー)

山口もかなり良いレベルになると思う。ただ先発を常に勝ち取っているわけではない。

彼にとっては難しい状況だが、励ましたり元気ずけたりしてきた。

彼のボールを奪うところ、守備の役割では非常に期待している。

攻撃面ではまだ向上する余地はあると思うが、信頼している。

ドイツで適用するのは簡単なことではない。ただ、彼は向上していくし、代表に良いものをもたらしてくれると思う。

ヨスケ (柏木陽介浦和レッズ)

我々に足りなかった左利き。運動量も多い。我々の組み立てで守備と中盤をつなぐ役割。パワーはないが、彼の運動量をかっている。守備も攻撃面もそういったものがチームに良いものをもたらすと思う。良いボールも供給できる。

我々のプレーのスピードというところでも彼が必要だ。

彼のような選手を使ってFWが背後を取れる。

中盤で左利きを抱えているということはFKでも興味深いものができる。

昨日も良いFKをしていた。ただ、フィジカルコンタクトではなかなか良い状況ではない。ミニ合宿でも彼とは話しました。体を強くしなさいと。

彼は野心を強く持っている。A代表でも先発を勝ち取ってほしい。

ハラグチ(原口元気ヘルタベルリン)

彼もドイツで先発を勝ち取っている。

ハラグチはもしかしたら真ん中でできるかなと。ドイツのポジションとは違う役割をやってもらおうと思う。半分は守備、半分は攻撃という役割。

原口にはそういったクオリティがあるし、得点も取ってほしい。

シンジ(香川真司ドルトムント)

それから香川真司だが、ドイツのビッククラブでかなりの競争二入っている。

先発を勝ち取るために戦っている。彼ともかなり話した。

彼も常にプレーをしたいと言っていたが、残念ながらそうではなく、A代表でも同じだ。ドルトムントではパフォーマンスが高くないと出れない。

キヨ(清武弘嗣ハノーファー)

清武は怪我から復帰した。香川真司と同じ役割。最後の30メートルのオーガナイズ、ラストパスの役割を担わないといけない。ここ直近の4試合90分出ている。彼のクオリティが必要だ。

f:id:mas77:20160320001455p:plain

f:id:mas77:20160320001415p:plain

 

それでは攻撃陣だ。

何人か新しい選手がいる。

ケースケ(本田圭佑ACミラン)

彼はいま常に先発で出ている。嬉しいですね。ミランでの競争は激しいが。

彼は右サイドハーフだが、代表ではFWとして期待している。ミランよりも高い位置。

特に背後を狙って存在感を出して欲しい。

状態も良いですし、守備面でもかなり貢献している。

 

コバヤシ(小林悠川崎フロンターレ)

少し新しい選手。彼も数ヶ月見続けてきた。

偶然ここにいるだけではない。前節得点を取ったからよんだわけでもない。

前回のミニ合宿でもかなりのクオリティーを見せてくれた。

A代表ではまれの得点の取れる選手。右サイドでプレーできるし、真ん中もできるかもしれない。

彼はゴールゲッターとしてのクオリティがある。我々が足りないところ。

最近インフルエンザにかかっていたが、回復しているし、合宿で状態をみたい。

ミニ合宿で良いクオリティを見せてくれたので、この24人に入る資格があると判断した。

ウサミ(宇佐美貴史ガンバ大阪)

宇佐美はもう皆さんご存知の通りだと思う。能力のある選手。

ただ能力だけでは十分ではない。たくさんのことをして向上している。

日本のサッカー界にこのようなタレントを持った選手は少ない。

我慢をして、励ましながらやっていかないといけない。

オカ(岡崎慎司:レスター)

彼はクリアしようとしたが実はゴールになってしまったと。(オーバヘッドの話)

模範的な選手。どこでやってもこの選手は良い選手。

彼とは冗談をいったが、レスターでは守備のMF、もしくはCBだね。A代表では違うよ。という話はします。A代表ではレスターとは違う役割になります。

私のサッカー人生でもここまでチームのために頑張る選手はいない。

今シーズンもっと得点をとってほしい。

予選で誰が点を取っているか、本田が7,8位あたりとう状況。

つまり本田よりも点取れる選手が必要。

ムウ(金崎夢生鹿島アントラーズ)

彼も少し新しい選手。

彼もチャンスをつかんでほしい。彼も運動量が多く、興味深い。

ポジションをたくさん移動するし、頑張り屋。

A代表では少し中央に残って欲しいとうことを要求する。

クラブとは違う要求をする。得点を取れるところに入ってきてほしい。

彼のクオリティはA代表にゴールを取るところでもたらしてくれる。

(ハーフナーマイクADOデン・ハーグ)

新しい選手。今のところ13得点取っている選手ですね。

身長がある選手。我々のチームにはここまで身長が大きい選手はいない。

彼に向けたプレーが必要。このようなFWを使った場合。

ヘディングは興味深い。

彼がどのような発展を遂げているか見るために呼んでいる。

彼にもしっかりチャンスをつかんでほしい。

彼と話したが、やるきもあって、A代表に戻りたいと話していた。

彼を使う時にはしっかり組織をかえる必要がある。

f:id:mas77:20160320003134p:plain

f:id:mas77:20160320003118p:plain

6人のFWですね。

 

少しのアイデアを準備している。

この2試合でおそらく違う組織を使う。まだ頭の中で考えている状態だが。

 

f:id:mas77:20160320003327p:plain

 

質疑応答

f:id:mas77:20160320003540p:plain

Q. 川島選手とコンタクトを取っているといったが、どんなやり取りをしたか

確かに川島は数ヶ月代表にはいなかったし、プレーもしてなかった。

ようやく最近になってチームでもプレーし始めた。

彼には経験があるしクオリティがある。A代表では数年にわたって先発でした。

ただ、今度は彼が先発を奪う立場。彼と話した時に、代表に戻りたいとう野心がかなり強かった。それがなければ呼んではいない。まずは彼のフィジカルコンディションを見るために呼んだ。

キーパーとしても良い年齢だし、人間性も素晴らしい。

チームに良い影響を与えられる選手。

Q.この2試合、勝利はもちろんだが、監督の中にテーマみたいなものはあるか?

これまでとは違ったやり方をトライしたいとは思っている。

本田、香川、彼らは火曜日に合流するので、彼らの体調がまだわからないし、プレーしないという選択もある。怪我のリスクが高まるからだ。

それを他の選手が埋めていく。初めてのことを試すかもしれない。

チームの経験を高める必要がある。

最終予選で良いスタートを切るための準備になる。

新しい選手はチャンスを掴まないといけない。

Q.小林悠選手に求めるものを詳しく

さきほども話した通り、得点を取って欲しい。

我々の得点を取るところを向上させる必要がある。

選手たちにはゴールを取るというところを見せて欲しい。

彼が今後残るかは彼次第だ。リスト以外にも選手はいる。

頭の中には30人ほど候補がいる。

リスクはあるが、できるだけ多くの選手にチャンスを与えたい。

国内合宿での小林のクオリティはかなりのものだった。全てのスタッフ同意だ。

そして若い選手でもある。候補に入るだけの資質を兼ね備えている。

f:id:mas77:20160320004914p:plain