【2013/7/28】やべっち内田篤人×名波浩。内田篤人の真実。

2013/7/28

要点まとめました。

ドイツで磨かれた守備
・ブラジル戦
内田篤人
「ブラジル戦とか、うまくいかないんですよ。攻めたくても。そういうとき、どうしたらいいですか？」
名波浩
「ネイマールとうまくやりくりしたと思うけど、自分でやれたという実感はもてたんじゃないかと思ったんだけど」
内田篤人
「イメージ通りといえばイメージ通り。でもやっぱ速かったんで。ギリギリでしたけど…」

・内田篤人のディフェンスが変わった
名波浩
「少し前なら行くタイミングが半テンポ遅いがための足を出してのＣＫがあった。
今はその判断が半歩早いので、スローインにするシーンが増えている」
内田篤人
「今までだと中に絞って、日本で教わってきたことは真ん中から外にでる。
なんで、相手との距離がある。ドイツだといけちゃう。目の前のヤツに負けなければいい。」

内田篤人
「シャルケに行ってからはボールを奪う意識はすごいあるんですけど、
守るよりはボールを奪わないと、僕らのボールにならない。
ディフェンスラインだけじゃなく、前から守備するには、
やっぱ迫力もって守備にいけるのは岡崎さんくらい。
そういう守備ができるようになると、マイボールにもしやすいし、相手ボールにならないので大事かなと」

攻撃面
名波浩
「代表でも顔だせよ！とか。シャルケでも「タイミング悪いよ」っていう時あるでしょ。
そういう時どう回避する？前に運ぶの？一回切り替えしてやりなおすの？」
内田篤人
「それを本田さんに結構言われて。僕は結構前にいっちゃうんですよ。
それ無理だったらターン覚えろって言われて。そういうのはラームがうまいんですよ。
僕はそれが全然できないので、これからしっかりやらないと」

内田篤人⇒名波浩
・どんなシステムが好き？
内田篤人
「名波さんってシステム何が好きなんですか？ジュビロの強い時って？」
名波浩
「３−５−２が多かった。３バックから68ｍをフルに見るような。
前後というよりサイドのカバーリングができる方を(DFに)求められる。
あとは98年フランスＷ杯のフランス代表の右サイドにテュラム、左サイドにリザラズ。
このＳＢがカバーする釣瓶の動きが大好きで、自分の試合より何度も見た。」
内田篤人
「それって自分のポジションじゃないじゃないですか？」
名波浩
「そうだけど、ボランチとして、カバーリングという意味ではＳＢと絡む回数が多いのよ」
内田篤人
「なるほど。監督とかやらないんですか？」
名波浩
「やりたいんだけど、オファーがないんだよね」

・アシストのが好き？
名波浩
「どちらかというとパサーと言われてたから、人を使ってうまく崩れたときが一番好き。
決してアシスト名波がつくのが好きなわけじゃない。
将棋でいうと王手の前の一手が好き」
内田篤人
「変態ですね」

内田篤人という人間
・試合中一喜一憂しない？
名波浩
「点を取った人にガーっと行ってドカーっと抱きついてってのはない？」
内田篤人
「いつも僕はセンターサークルで人がくるのを待ってる。
そういう人がいてもいいかなと。」

・あまり大きな目標は立てない？
内田篤人
「目標をたてるのも大事だが、サッカー選手にできることは毎日一生懸命練習するだけ。
コンディションも全部含めて。試合に勝つのもそうだが、勝負事ってわからない。
そこまでの準備を一生懸命やるだけ」

・目標としている選手
内田篤人
「満男さんはやっぱり影響をすごく受けて。
あの人、言わないけど見てればわかる。強面だし、少しおっかないんですけど、全然しゃべんないから。
でもプレーとか見てると、この人が一番危ないところをわかってるし、サッカーの技術もそうですけど。
黙々と練習しているんですよね。あーいう姿見てるとあーいう人になりたいと思う。
見ていてかっこいいなと。自然とそうなりたいなと思った」
名波浩
「じゃあ満男の影響も受けて、多少は負けず嫌い？」
内田篤人
「根っこは負けず嫌いなんで、負けたくない！ってのも見せたくないけど、絶対負けたくない！みたいな。
あまのじゃく的な感じですけど。」

・悔し泣きは？
内田篤人
「悔し泣きはあんまりないですね。イタリア戦とか麻也とか結構こうなってたけど(下向き)、僕はもう麻也がこうやってる間にシャワー浴びて帰ろうみたいな。」
名波浩
「いつも最初に出てくるよね？」
内田篤人
「そうですね。試合終ってインタビューゾーンとおるのは一番早いですね。
みんな遅いんですよ。」
名波浩
「皆が遅いだけ？自分が早すぎるんではなく？」
内田篤人
「僕は早いですね。ロッカーに帰ってきてそのまま止まらずに椅子にも座らずに、バって脱いでそのままシャワーに行きます。」
名波浩
「髪乾かしたりしないの？」
内田篤人
「乾かさないです。早く帰りたいんですもん。ホテルに。試合はやったから帰ろうと。」
名波浩
「バスの中で長くまつよね？」
内田篤人
「皆遅いな…って。バスのクラクションをバーって鳴らして(笑)」

人生で一番泣いたあの日
・サッカーで泣いたことは？
内田篤人
「高校３年の選手権負けたときですね。あれが一番泣いたし、今でも一番悔しいんで。それがモチベーション。めちゃめちゃ泣きました。恥ずかしいくらい。藤枝東にまけたんですけど。ベスト8でした」
「選手権より大きな大会に(今)出てますし、ＣＬもありますけど、一番悔しいのは根っこはあそこです」

長谷部さんを助けたい
・現在は日本代表で中堅
内田篤人
「どうしたらいいんですかね？今までは僕１８で入って、先輩がずっといて、一番下だったんですけど、
だんだんシンジが入ってきたり、マヤもそうですし、清武が入ってきて、なんか上が少なってきて。
少しずつ自分がやらなければいけない。チームのことを考えないといけない。ことはある。」

・長谷部さんを助けたい
内田篤人
「どちらかというと僕は長谷部さんを助けたい。という感じ」
名波浩
「それはキャプテンとしてまとめている長谷部を助けたい？」
内田篤人
「そうですね。僕が全部って感じではないですけど。」
名波浩
「それは長谷部に言ったの？」
内田篤人
「いや、話したことはないです」
名波浩
「それ聞いたら喜ぶよー！！」
内田篤人
「いやいや。僕いつもアップとかアジリティとかやるとき、いつも長谷部さんの後ろでそういう姿を見てますし」
名波浩
「例えばどんなことを？」
内田篤人
「やっぱり代表チーム、我が強い人もいますし、自由な人もいて。
それを全部まとめるのは長谷部さんだけでは難しいですし。
下過ぎず、上過ぎずの年齢の僕とかが、ちょいちょいって。
雰囲気とかよくないときがあるんですよ。試合前とか。
監督とかも怒ったりするんですけど、そういう時は長谷部さんの表情を見ながら、監督の表情を見ながら、
怒ってんなとか、そういうときにアップの時にリフティングして遊んでるやついるんで、
”あんまりやんな。怒られるぞ。”って。」
名波浩
「そういう空気を読めるようになった？」
内田篤人
「読むようにしてます」
名波浩
「大変だね(笑)俺が２５の時はカズさんもいて中山さんもいて井原さんもいたから。
何も言わなくてもみんなやるからさ。」