【2012年2月FIFAランキングベスト30】日本が19位から30位に急落した原因とは?アジアトップはオーストラリアの22位に。

2012/2/15

2012年2月のFIFAランキングが発表されました。

日本が19位から30位に急落しています。。

・最新FIFAランキングベスト30
()内の数字は先月の順位。
↑:順位アップ、→:順位変動なし、↓:順位ダウン

1、スペイン(1)→
2、ドイツ(3)↑
3、オランダ(2)↓
4、ウルグアイ(4)→
5、イングランド(5)→
6、ポルトガル(7)↑
7、ブラジル(6)↓
8、イタリア(9)↑
9、クロアチア(8)↓
10、デンマーク(11)↑
11、アルゼンチン(10)↓
12、チリ(12)→
13、ロシア(13)→
14、ギリシャ(14)→
15、コートジボワール(18)↑
16、スイス(16)→
17、フランス(15)↓
18、スウェーデン(17)↓
19、ボスニアヘルツェゴビナ(20)→
20、アイルランド(23)↑
21、メキシコ(21)→
22、オーストラリア(21)↓
23、ガーナ(26)↑
24、ノルウェー(24)→
25、セルビア(27)↑
25、トルコ(29)↑
27、パラグアイ(27)→
27、スロベニア(25)↓
29、チェコ(31)↑
30、日本(19)↓

日本が19位から30位に急落。。
アジアはオーストラリアが22位でトップ、
続いて日本の30位、韓国の34位となりました。

では、なぜ落ちたのかですが、簡単に書いてみました。

FIFAランキングの算出方法
色々あるのですが、今回の順位が下がった原因に関わるルールは以下二つです。
1.FIFAランキングの対象期間
過去48か月(今回の場合は2008年1月)。

2.ポイントが加算される割合も直近の方が高い
?[2011年2月〜2012年1月]この間に稼いだポイントの100%が加算
?[2010年2月〜2011年1月]この間に稼いだポイントの50%が加算
?[2009年2月〜2010年1月]この間に稼いだポイントの30%が加算
?[2008年2月〜2009年1月]この間に稼いだポイントの20%が加算

というように直近1年に稼いだポイント(?の期間)がそのまま加算され、
それより過去のポイントは何割かカットされた上で加算されます。
なので、?の期間のポイントが一番ランキングに影響します。

●順位が下がった理由
毎月FIFAランキングが発表されている中で一か月でなんでこんなに下がるのか。
ポイントが大きく下がった原因は
先月のランキングまでは上記の?の期間(ポイントの100%加算)に入っていた「2011年1月」が、
今回から?の期間(ポイントの50%だけ加算)に入ることになったことです。

で、「2011年1月」のA代表の試合がどうだったのか…

そうです、あの優勝したアジアカップです。
アジアカップでの試合は下記6試合。
△日本1-1ヨルダン
○シリア1-2日本
サウジアラビア0-5日本
○日本3-2カタール
○日本2-2韓国(PK3-0)
○オーストラリア0-1日本
全勝に近いですし、アジアカップのような大陸別のカップ戦は
ワールドカップの次にポイントが大きく加算されます。

計算まではしてませんが、あくまでイメージで説明すると、
この6試合で500ポイント稼いでたとすると、
先月1月度のランキングでは500加算されていたポイントが、
今回2月度のランキングから50%の250ポイントしか加算されなくなってしまうわけです。

おそらくこれが原因で間違いないでしょう。
なのでこうなることは事前に予想できたんですね(笑)
私も今回初めて勉強しました(笑)

ちなみに日本がアジアカップ優勝後のランキングで12ランクアップもしてました。
今回この分下がったって感じですね。

●でも、それならオーストラリアも下がるはずって思った方へ
オーストラリアはアジアカップで決勝までいっているわけですが、
あまりアジアのFIFAランキング上位国を倒してないです。
韓国にも引き分けてます。
日本はアジア上位の韓国、オーストラリアを倒してる分違います。
そういったところもあるかと思います。


●どうやって順位を上げる?
・とにかく直近の試合で勝つ。
ただ、キリンカップのような親善試合や低いFIFAランクのチームに勝っても、
そこまで上昇はしないので、おそらく次順位をあげるなら、6月の最終予選の連戦です。

・他の国がランクダウン
後は今回の日本同様、ほかの国も順位が下がって、日本の順位が上がることも十分あります。


詳しいFIFAランキング算出方法はWIKIがわかりやすかったです。

では。