【感想】観察眼(今野泰幸、遠藤保仁の本)。
前回の「サッカー「観戦力」が高まる」に続き、
読み終わりました!
感想をまず一言。
「そりゃ今ちゃん、ガンバ行くよねw」
って感じな本です。
二人が書いてる本ってどういう感じになってるの?
って方がいると思うので、簡単にこの本の構成を。
第一部 今野泰幸の「観察眼」
ここでは今野が自分のサッカー人生を結構赤裸々に語っています。
ボランチからセンターバックにコンバートされたこと、
城福さんへの感謝、
6分しか出場できなかった南アフリカW杯のこと、
代表での自分の役回り、
最近のアウェイの北朝鮮戦のことなどなど、
結構興味深かったし、ちょっと笑えるところもありました。
第二部 それぞれの「観察眼」
これは遠藤と今野二人のパート。
二人の出会いと印象とかから始まり、
南アフリカW杯でのこと、
ザッケローニのこと、
最近の代表やこれからのサッカー界についてなどなど
あとは
アジアカップのカタール戦、9月のホームの北朝鮮戦。(どちらも吉田麻也が目立った試合w)
これを二人がそれぞれの視点でその時思っていたことを語っています。
カタール戦の後半16分、吉田麻也が退場して、しかもFKを決められたシーンとか、
北朝鮮の内田篤人のあのプレーは違和感を覚えた、こうするべき的な内容もありました。
各試合のキーポイントでそれぞれがどう思ってたか、
それぞれ違いもあって、面白いです。
第三部 遠藤保仁の「観察眼」
最後にヤットさんです。
ヤットさんの方、サッカー人生を振り返るというより、
今ヤットが考えていることっていう方が強いですね。
3−4−3について、とか、
「遠藤の後継者」がいないといわれていることとか、
まぁこれから日本サッカーが強くなるためにどうするべきかとか。
僕らサポーターに対しても、
「バックパスの重要性を理解してほしい」
要は、バックパスって消極的なイメージがあって、
ブーイングが起こったりするけど、バックパスでリズムを変えたり、
攻撃をやり直したりできる。そいうことにもみんな興味持ってね。と。
とこんな感じの内容です。
まぁ遠藤のやっぱ物凄い選手ですね。。いい監督にもなりそうです。後継者なんて出ませんw
そして今ちゃんは遠藤選手を相当慕っているということ。
本でも一緒にプレーしたいと言ってましたしね。
今野選手がガンバに行く理由の大半の理由は「遠藤がいる」ということなのでは?と感じた一冊でもありました。
観察眼 (角川oneテーマ21 A 149)
是非読んでみてください。
ちなみに文庫本サイズです。
次は1/20発売の
走り続ける才能たち - 彼らと僕のサッカー人生
こちらを読ませていただく予定です。
では。