【日本対アメリカ】7/17女子ワールドカップ決勝。なでしこJAPANがワールドカップ優勝。世界一に。澤はMVPと得点王

7/18。
FIFA女子ワールドカップ ドイツ2011。
決勝 「日本対アメリカ」

ワールドカップの決勝で日本が試合をする日がくるとは。
相手は、FIFAランク1位のアメリカ。

かなり完成されたチームで、5月の日本との試合でも2連敗を喫してる相手。
過去にもアメリカに日本が勝ったことはありません。

ただ、今大会で成長し、ドイツやスウェーデンを倒した日本。

このチャンスを逃さず、優勝してほしい。

試合レポート

開始早々、アメリカのチャンスが続く。
決めれるシーンも多かったが、はずしてくれた。
ただ、これも日本の選手が最後まで体張れてるからでもある。
ワンバックのミドルは男子レベル。
バーにあたり、助かった。。

なかなかアメリカのプレッシャーに、パスを奪われることが多かったが、
前半最後の方になると、それも解消されてきた。
今日は大野からの攻撃がいい。
アメリカは左サイドのラピノ、右サイドのオーライリーとワンバックはやはり怖い選手。

後半から、アメリカはモーガンを投入。
この選手はスピードがあり恐い選手。

日本も後半途中に永里と丸山を投入。
勝負をかけたが、直後の69分。
一本のパスから抜け出したモーガンが素晴らしいシュート。
日本が先制されてしまう。

残り20分で追いつかなければならない状況に追い込まれた日本。
そして相手のGKはソロ。かなり難しい展開になったが、
これでも日本は追いつく。
81分。相手のクリアミスを逃さず、宮間が決める。

これで1−1。後半はこのまま終了。

そして、延長戦。
104分についにあの選手にやられてしまう。
ワンバックが熊谷のマークを完璧にはずし、ヘディングのシュート。
この時間の点は致命的。
試合は終了へと近づいていく。

そして迎えた試合終了3分前の117分の日本のコーナー。
宮間のニアにあげたボールに澤が走りこみ、
うまく足にあてると、それがゴールに吸い込まれる。
あの角度からゴールにもっていくとは。

そして試合終了間際には、またしてもモーガンが日本に攻め込む、
やられそうだったが、これを岩清水がファール覚悟で止める。
これは、GKとの一対一の機会を潰したファールでもあるので、
岩清水は一発退場。
ペナルティエリア外からのフリーキック。これをなんとか防いだ日本。
PK戦へともっていくことができた。

PK戦前、
笑顔で円陣を組む日本。これがすごく頼もしかった。
対するアメリカは気を引き締めたような表情。
ただ、アメリカのGKソロは、止めそうなオーラがすごい。

・1本目 米国 ×ボックス:海堀が右足でセーブ

・1本目 日本 ○宮間あや:GKのタイミングを外して右にゴール
まるで、遠藤というようなPK。正直、はずすことはないと思えた。

・2本目 米国 ×ロイド:ゴール上に外す

・2本目 日本 ×永里優季:GKがセーブ
かなり緊張していた様子。GKソロに阻まれてしまう。

・3本目 米国 ×ヒース:海堀が横っ飛びでセーブ
海堀あたってる。

・3本目 日本 ○阪口夢穂:GKの手をはじき、ゴール左に決まる

・4本目 米国 ○ワンバック:左上に決まる
さすがワンバック。冷静。

・4本目 日本 ○熊谷紗希:左上に決まり、なでしこジャパンが世界一に
ワンバックに2点目を決められてしまった熊谷。
借りを返すように、左上にボールをけりこみ、日本が世界一に輝いた。

そして、この試合点を決めた澤は単独得点王に。
そしてMVPも獲得。

これから、世界が日本の組織的なサッカーを研究するでしょう。
フィジカル前面に押すチームが組織を加えたら、日本が勝てるのか、
オリンピックに向け、なでしこにはさらなる進化が求められるでしょう。

感動、そして日本を元気づけてくれてありがとう。